2010年05月29日

板橋の資産家夫婦殺害1年 絞り込めぬ犯人像(産経新聞)

 東京都板橋区の不動産賃貸業、瀬田英一さん=当時(74)=夫婦が自宅で殺害・放火された事件は25日で発生から丸1年となる。現場には数千万円が残され「顔見知りの怨恨(えんこん)」との見方もあったが、「(瀬田さん宅への)強盗に誘われた」と話す暴力団関係者もおり「流しの金目当て」の可能性も浮上。警視庁板橋署捜査本部はこれまでに延べ1万4千人の捜査員を投入したが、犯人像は絞り込めていない。

 ◆怨恨か金目当てか

 瀬田さんと妻の千枝子さん=同(69)=は自宅周辺に少なくとも7500平方メートルの土地を所有する資産家だった。「金融機関は信用できない」が口癖で多額の現金を自宅で保管。事件後の自宅からは数千万円がみつかっている。

 瀬田さんは用心深い性格だったといい、正門を施錠し外部からの侵入には赤外線センサーが作動、人の出入りを知らせる仕組みになっていた。捜査本部は当初、用心深い瀬田さんと会うことができる顔見知りの犯行とみて捜査を進めた。

 だがその後、関西地方の暴力団関係者が「強盗に誘われた」と供述していると、大阪府警から情報が寄せられた。捜査本部でこの暴力団関係者の周辺捜査を進めたものの現時点で容疑者には結びついていない。

 さらに、現場には瀬田さんが通っていたとみられる池袋の外国人スナックのライターが落ちていた。外国人グループが瀬田さんの資産情報を把握し襲撃した可能性も浮上している。

 ◆放火で物証焼失

 捜査を難しくさせている大きな要因として、現場が放火されていることが挙げられる。焼け跡から1300点以上の証拠品がみつかったが、焼損や消火活動で容疑者を特定する証拠が乏しいという。さらに事件当時は深夜の上に激しい雨で、目撃者も少なかった。

 現在も現場はブルーシートで覆われ、家主を失った敷地に生える木々は荒れ果てた。近くに住む男性は「また火をつけられないか心配。早く犯人が逮捕されてほしい」と祈った。

 捜査本部は23日、現場近くの駅などで情報提供を呼びかけるチラシを配布。捜査幹部は「資産家だからといって、殺される理由にはならない。2人の方が無残に殺されたのは絶対に許せない」と解決を誓った。

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2010年05月26日

郵便不正、供述調書の証拠採用却下 大阪地裁(産経新聞)

 障害者団体向け割引郵便制度をめぐり偽の証明書を発行したとして、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)の第20回公判が26日、大阪地裁であり、関係者の供述調書の証拠採否が行われた。横田信之裁判長は元係長の上村勉被告(40)と凛の会元会長、倉沢邦夫被告(74)=1審一部無罪、検察側控訴=の調書について、「取り調べに問題があった」などとして採用を却下した。

 検察側が立証の柱と位置づけている関係者の供述調書の大半が証拠として採用されないことで、無罪判決の公算が高まった。

 検察側が証拠請求していたのは、上村、倉沢両被告と村木被告の上司だった厚労省元部長ら8人の供述調書計43通。なかでも村木被告の事件への関与を認める内容だった両被告の調書21通の採否が注目された。

 横田裁判長は決定理由で、上村被告について、取り調べ中に記した「被疑者ノート」の信用性を認めたうえで、「検察側の意図に沿って誘導された可能性がある」と指摘。「取り調べには問題があり信用できない」と述べた。

 倉沢被告については、供述内容の変遷を検証。「検察側に大きな問題があったとまではいえない」としながらも、誘導の可能性を指摘し、「検察側の意図に合わせて作成したことがうかがえる」とした。

 また、横田裁判長は凛の会元メンバーの調書も却下。凛の会発起人、河野克史被告(69)=1審有罪、控訴=や厚労省元部長(58)ら5人の調書21通のうち9通だけ採用したが、「信用性の判断は別」と注釈をつけた。

 今後は、6月22日に論告求刑、29日に弁護側の最終弁論が行われて結審し、判決は9月中旬にも言い渡される見通し。

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2010年05月18日

ポートアイランド 街開き30周年 住民パワーゼロから文化築く(産経新聞)

 ミナト・神戸の海に広がる「ポートアイランド」(神戸市中央区)が、街開きから30年を迎えた。六甲山系の開発に伴う土砂を利用して埋め立てる「株式会社・神戸市」の象徴となった職住近接の人工島は、人間でいえば働き盛りにさしかかり、変貎(へんぼう)をとげる一方、高齢化などの問題も生まれている。その陰で、住民たちは今も“島の伝統”を紡ぎ続けている。(木ノ下めぐみ)

 市中心部の三宮からわずか約2キロの「ポーアイ」は、「住む・働く・憩う・学ぶ」を一体化させた人工島というコンセプトで、昭和55年3月に第1期部分(443ヘクタール)が街開き。初めて島民として移り住んだのは約300世帯だった。街開きとともに入居した中辻恵造さん(61)は「三宮へ出るにもバスが1時間に数本で、食料品は行商頼み。ゼロからのスタートでした」と振り返る。

 翌56年、地方博の先駆けとなる「ポートピア’81」の開催に向け、島と三宮を結ぶポートライナーが開通して以降、利便性は飛躍的に向上した。同博覧会には延べ1600万人以上が来場。島の人口は、平成2年には約1万7千人に到達し、島内の市立港島小は児童数1700人超と全国有数のマンモス校となった。

 中辻さんの長男は同校の1期生。長女も島が完成した年に誕生し、まさに“島の子”だった。「子供のために誇れるふるさとをつくりたいという思いは、住民共通だった」と話す。

 歴史も伝統もないまっさらな街で、住民はゼロから自分たちの文化を創造した。その象徴が「港島太鼓」。同校の児童と教諭が56年に始めた和太鼓曲は、今も受け継がれている。

 一方、時とともに島を取り巻く環境は大きく変わった。平成8年には2期部分(390ヘクタール)の分譲が始まったが、前年に阪神大震災が起き、企業が次々と島から撤退。オフィス街の入居企業は、昭和63年の41社から現在は29社に減った。

 居住者も約1万5千人に減り、うち21%が65歳以上の高齢者。港島小の児童数は600人を切った。島に10年以上住んでいた女性(38)は「子供のころは街のエネルギーを感じたが、街全体が寂しくなったように感じる」と話す。

 だが今、島内には若者の姿が目立つ。平成18〜19年の間に4つの大学が進出。地元のイベントに参加する学生も増えている。「いろんな連携を考えたい。30年と言わず、40年、50年と歴史を重ねていきますよ」と中辻さん。島の歴史は、住民自身の手による草の根パワーでつづられていく。

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posted by トキタ キイチロウ at 12:42| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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